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★競馬の基礎知識
■見習騎手
見習騎手(みならいきしゅ)とは騎手免許を取得して間もない騎手のこと。国によっては見習騎手を対象とした免許を発行し、一定期間経過後にその間の騎乗実績などを考慮したうえで本免許に切り替える、といったシステムを採っているところもある。また、フランスなど見習騎手によるランキングで表彰する国・主催者もある。
なお、かつての日本では騎手免許取得を目指し調教師に弟子入り中の者と騎手免許取得から間もない者をあわせて「見習騎手」と呼んでいた。
見習騎手は重賞での騎乗が制限される場合がある。また、ドバイ・マカオでは毎年見習騎手による招待競走が行われている。
中央競馬の見習騎手
日本の中央競馬においては、騎手免許取得3年未満で通算勝利数100回以下の騎手のことを指す。競馬用語ではアンチャンとも言われる(若手騎手と呼ぶ場合は見習騎手以外の騎手をも含む場合が多い。詳細は後述)。
騎手免許を取得したばかりの騎手は技術も未熟である。ベテランの騎手と同一の条件でレースをした場合どうしても不利になる。そのためハンデとして、見習騎手に対しては負担重量を勝利度数に応じて減量する制度がある。これを減量騎手と言う。この制度はハンデキャップ競走と特別競走(重賞競走も含まれる)には適用されない。
JRA発行のレーシングプログラム、競馬新聞、スポーツ新聞等に掲載される出走表には、▲、△、☆の印で減量されていることを表している。現在は
印 減量 条件
☆ 1kg 51勝以上100勝以下
△ 2kg 31勝以上50勝以下
▲ 3kg 30勝以下
となっている。
この制度が適用されるのは3年目までなので、3年を過ぎると勝利度数に関わらず減量の特典は無くなる。デビューから3年の間はこの減量を活かして成績を残す騎手もいる。そういった騎手は減量が無くなっても将来的には騎乗依頼も多くなる。逆に減量の特典がある間に成績を残せなかった場合は、減量が無くなった場合に騎乗依頼が少なくなるというのが現状である。実際に減量があるので若手騎手を起用するといった関係者は多い。これまであまり良い成績を残せていなかった馬が減量によってレースに勝ったという事例は少なくない。俗に斤量が1kg軽いと1馬身違うと言われている。1980年代前半まではオープンクラスの一般競走もあったため、一線級の馬が出走する際の斤量を減らすために見習騎手で挑むこともよく行われた。1980年代以前は単に騎手免許取得3年未満の騎手のことを見習騎手と呼んでおり、当時は減量に関する勝利数の上限も存在せず、デビュー3年未満であればどれだけ勝利していても1kg減の恩恵を受けることができた(2kg・3kg減には勝利数の上限が存在した)。しかし1980年代後半に入り、武豊を始めとする当時の若手騎手がデビュー直後から数多くの勝利を挙げるようになったことから、「ベテラン騎手以上の勝利数を挙げている騎手に減量の恩恵を与えるのは制度の趣旨に反する」などの意見が高まり、1990年頃に制度が改正され現在のような勝利数の上限が設けられるに至っている。
2004年には勝利度数の規定が変更され、▲が「20勝以下」→「30勝以下」、△が「21〜30勝」→「31〜50勝」、☆が「31〜100勝」→「51〜100勝」となっている。
また、JRAの内規により通算勝利数が31勝に満たない騎手はGI競走に出走することができない。
若手騎手
中央競馬においては、騎手免許取得6年未満であって通算勝利度数100回以下の騎手のことを若手騎手と呼ぶ。
中央競馬には2004年より若手騎手限定競走が設けられている。この競走は競馬開催日の午前中のレースに組まれることが多い(未勝利戦がほとんど)。上記で述べた減量制度も適用される。
地方競馬の見習騎手
地方競馬における見習騎手の取り扱いは中央競馬と異なる。減量の対象となる勝利度数も主催者ごとに開催日数が異なるため差がある。女性騎手に対して常に1kg減量する主催者もあるため平地競走では最大4kg減量となる場合がある。また、免許期間が3年に満たさず、かつ勝数が規定に満たない場合でも減量解除申請を行い受理されれば減量は解除される。
引用: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
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