万馬券重賞解析読本
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★競馬の基礎知識
■脚質(逃げ・先行)
逃げ
競走開始直後から先頭に立ち、そのままゴールインすることを目指す走行方法。
最短距離を走ることが出来るメリットがある反面、他の競技対象から目標にされやすい、空気抵抗を他の脚質の馬よりうけるというデメリットがある。勝つときは一度も他の競技対象に先頭を譲らないため「逃げて勝つのが一番強い」と言われている。一方で人気薄の競技対象が勝利を挙げるときもこのパターンが多い。この場合は警戒されにくいためマイペースで競走することが可能だからである。なお、競技対象のひとつが単独で逃げることを単騎逃げという。 また逃げた馬とその直後につけた馬がそのまま1・2着でゴールインすることを「行った行った」という。 競馬において、逃げの戦法を多用する競走馬を逃げ馬という。性格的には臆病な馬や砂を浴びるのを嫌がる馬、激しい気性のため他馬に並ばれるのを嫌がり、先頭でなければ気がすまないという闘争心を持つ性格の馬が多い。ゲート出の上手さ、直後のダッシュのスピード(競馬用語で「テンの速さ」という)が必要とされる。 因みに、逃げ馬になる理由は『気性的理由』と『能力的理由』の二つが代表的だが、昨今は後者で逃げ馬になる例は稀である(通常は気性に問題が無ければ先行馬を目指す)。前者の代表としてはカブラヤオー(理由はカブラヤオーの項を参照)、後者の代表馬としてミホノブルボン・トウショウボーイ・マルゼンスキーが挙げられる。
大逃げ
2番手以下の馬を大きく引き離す逃げ。
競馬においては、大逃げを多用した代表的な競走馬にサイレンススズカ・セイウンスカイ・ツインターボ・メジロパーマー・エイシンワシントンがいる。日本の競馬では、一昔前にはGIなどの大レースにおいて大逃げをする競走馬がいた。このような大逃げは実力的に大きく劣る競走馬が、「せめてテレビ中継によく映るように」という馬主の要望によって行われることが多く、そのような競走馬はテレビ馬と呼ばれていた。但し、現在は出走頭数制限(昔は最大33頭立てのダービーもあった)とレース体系が整備されている為その様な馬は殆ど存在しない。もっとも、『勝つ為の戦略』としての大逃げは無くなった訳では無い。競馬の格言で「人気薄の逃げ馬は買い」と言われるように、後ろで有力馬が互いにけん制し合い、気が付いたときには逃げた馬を捕らえ切れなかったということで波乱をまねく結果が少なからず発生している。(代表例:第129回天皇賞のイングランディーレ:単勝配当7100円) 他にも重馬場のときにあえて前半に突き放し終盤に後方待機の馬が届かないことを見越して逃げるときもある。(代表例:第23回ジャパンカップのタップダンスシチー)。因みに、サイレンススズカの場合、主戦騎手の武豊は「他馬との絶対的なスピード差の為に大逃げの形になっているだけ」と述べ、あれはただ速いだけで本来駆け引きを必要とされる戦法としての大逃げとはいえないと言う者もいる。また、同馬は、直線でもう一度伸びる二の脚を使い(ただし後続との差があるときはさほど使わない)後続を突き放して悠々と勝利することから、「天才型逃げ馬」と呼ばれた。メジロパーマーも二の脚を使い勝利することがあったがサイレンススズカとは違い、後続馬に迫られ必死で逃げることから「雑草型逃げ馬」と称された。逃げの完成型といわれたサイレンススズカでさえ当初は差し、もしくは追い込みの戦法で走らせようとしたことから、基本的に能力の高い馬は気性の問題がない限りこの逃げ、並びに大逃げ戦法は使わないと言えそうである。
先行
レース前半は逃げる競技対象の後ろにつけ、後半にそれをかわそうとする走行方法。最も競走中の不利を受けにくいと言われ、実力のある競技対象が先行して勝った場合「横綱相撲」と言われる。
競馬において先行を多用する競走馬を先行馬という。馬群も怖がらない性格と、スタートや直後のダッシュも上手くなくてはならず、融通の利く性格や能力が要求される。
もっとも、この戦法で1頭のみである事は少なく、終始 併せ馬の状態になる事が多いために勝ちきるには、自分と並んでいる競技対象を突き放そうとする、と同時に前を行く競技対象を追い越そうとする勝負根性も必要となる。
また、逃げ馬が居ないときは押し出されて本来は先行馬である馬が逃げ馬になることが多い。また、こういう流れによってはいつもと同じポジションで走れない馬は、自分のペースで淡々と走っていくタイプが多く、比較的速いタイムが出ることが多い。
代表的な先行馬はシンザンやシンボリルドルフ、タイキシャトル、ビワハヤヒデなど。
引用: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
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